万人幸福の栞

「万人幸福の栞」をご存知だろうか?


ユーチューブを見ていると必ずといっていいほど出てくる

鴨頭嘉人氏の動画のサムネイル。


動画を見て、気づけばすっかりはまっていて、

そして、気づけば「万人幸福の栞」なるものを入手していた(笑


入手したはいいけれど。これまた難解。


読みこなせないので放置していた。


放置していても仕方ないので、


これを少しずつ読んでいこうと思う。


「序」 にはこうある。

「苦しみを喜んで迎え、病気になれば『おめでとう』という時代が来た。」


至極真っ当な考えだ。

苦しみや病気とは「生き方の誤りを教えてくれるもの」とわかっていれば

病気に感謝し、生活を改める。

さすれば病も速やかに癒えるというものだ。


さて、続きに

「それは、苦難は幸福の門であり、万人が必ず幸福になれる絶対倫理が現れたからである。」

最近は「苦難」を避ける傾向にある。

しかし苦難がなければ人は成長しない。


スポーツでも上達するには練習する。

体だけでなく精神も鍛える。


人生において、自ら苦難から逃げようとするときには、

天が苦難を与えて成長させようとしてくれていると感謝しよう。

あなたは天に期待されているのだ。


「それは、宗教でも主義でも、学説でもない。」

それは、とは「絶対倫理」をさす。

絶対とは、相対ではない。つまり、比べるものがない。

倫理とはひとのみちのことわり。

そして、その絶対倫理は宗教でも、主義でも、学説でもない、と述べている。

宗教とは遥拝する対象物(ご本尊)があり、わが国においては宗教法人として非課税となっているのが宗教である。

主義とは個人的もので、普遍性に欠ける。

学説もまた然り、主義よりやや一般的となるも普遍的ではないものに用いられる名称である。

それらのものではないと言っている。


「実行によって直ちに正しさが証明できる生活の法則(すじみち)である。」

これは、実行すれば誰でも等しく実証されるものだということ。

法則なので、普遍的であるということ。

宗教的ではあるが、遥拝する対象はない。

しいて言えば、己が心を見つめなおすことである。


「本書はその栞となる十七箇条を説明し、前後に人生の意義を述べた。」

絶対倫理は十七箇条からなり、その意義が説かれているとのこと。


「ここに再建の基がきずかれた。」

再建とは、心の再建である。

この栞の完成が昭和24年であることから、

戦後の日本の人心の荒廃を憂えた著者の思いが伝わってくる。

けだし、現代日本とて同様の思いをいたしている人は多いことであろう。


「日々、明朗愛和の世が開けてくる」

ここには一点の曇りもなく、人の世に対する愛と信頼の確信がある。


「昭和二十四年七月二十五日   著者」


著者は丸山敏雄(まるやまとしお)

日々是好日

出会いと気づき

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