入院

友人から電話がかかってきました。

多発性硬化症という難病指定の病気を持っています。

発病から18年くらいかなあ・・

入退院を繰り返していましたが、

ここ5年程は大きな発作もなく

リハビリもかなり進んでいました。


そんな時の入院の知らせ。

場所は . 全身 と言う。


私から見ると彼女の病因はストレスだと思いますが、

彼女はいつか見てもらった占い師の言葉

「彼女が犠牲になることは家族の悪因縁を

一身に受けている」を信じているようです。


そういう考え方も確かにあるとは思います。

私も経験あります。

それは自分にしかわからないし、

本当かもしれないし、間違っているかもしれません。


1月末に電話があった時はとても元気そうでした。

よくなることに意欲が見られました。

今から思えば、カラ元気だったのかもしれません。


彼女とはもう、数十年の付き合いです。

長い付き合いなのに、

彼女が怒りに震えるなどと言う姿は見たことがありません。


私は今回の電話があるまで、

彼女には絶対元気になってもらいたいと思い、

いろいろアドバイス的なことをしてきました。

押したり引いたりしました。

一度でいいから、彼女の殻を破りたかった・・・

怒らせたかったのです。

怒りにはエネルギーがありますからね。

「こんなの嫌だ!!」って叫んで欲しい、

そう思ってきました。

けれども彼女は動かないのです。


諦め、失望、あるいは荒唐無稽な希望?

呪縛なのか???


今回初めて、彼女の声を聞きながら、

これまでと違う響きを感じました。

無力感?

今回の発作はかなり重症のようでした。


「病院にいる方が楽」と言います。

最近は一人暮らしで、ヘルパーさんや訪看さんの訪問時以外は

全て自分でしなければならないので、

精神的にも弱っていたのかもしれません。

病院にいれば、ひとりぽっちで寂しいということはありませんし。

無理に元気そうにしていたのか?と思ったりしています。


ということで、習いたてのリーディングをしてみます。


1枚目 ソードのペイジ

2枚目 ソードの6

3枚目 星(逆)


草原に立つペイジくんが剣を両手で持っています。

たった今大きな雲をペイジ君が切り払ったかのようです。

上空には鳥が10羽舞うように飛んでいます。


渡し舟に乗っている親子の前には

6本の剣が突き刺さっています。

前方の島はもうすぐです。

突き立った劔は親子の目を塞いでいるのでしょうか?


裸の女性が両手にツボから地に水を注いでいます。

地は芽吹き、空には星が輝いています。

大きな夢や希望で溢れています。

このカードのみ逆位置で、

しかも大アルカナです。


私は彼女のクオを払いたい。

彼女は新天地に向かいながら、それを見たくな意と思っている。

基部はあるけれど

状況は希望的ではない。


さて、ここで4枚目のカードを大アルカナから選びます。

直感的に気になったカードは 節制


羽を大きく広げ後光のさしている天使が左手に持ったカップの水を

右手のカップに移しています。

天使の右足は池の中に、左足は岩の上にあります。

後ろには水仙の花が咲き、さらに遠くの山からは

陽が昇ってきています。


陽が昇るのは希望が持てます。

そして気持ちの交流。

花は喜び事を表す。

このカードの節制の意味は

コントロールできると言うこと。

つまり、今回の発作はうまくコントロールできると。


女性のための無料タロット占い講座

5月開講。

自分の人生のハンドルを自分の手に!


日々是好日

出会いと気づき

0コメント

  • 1000 / 1000